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2011.06.07

「カナダポークセミナー in 福岡」を開催しました

カナダポークの輸出振興団体、カナダポークインターナショナル(CPI、日本マーケティングディレクター野村昇司)は5月26日、福岡・博多のANAクラウンプラザホテルで「カナダポークセミナーin福岡」を開催した。カナダポークの対日輸出はここ10年で倍増しており、さらなる輸出拡大を目的として、初めて福岡で開催することにした。当日は、食肉卸、小売店など関係者約100名が参加した。

野村日本マーケティングディレクターは冒頭の挨拶で、カナダポークの対日輸出について、「1999年度は90,836トン、2005年度には最高の195,049トンを記録し、2009年度にはチルドポーク52,858トン、フローズンポーク119,397トン、合計172,255トンを日本に輸出した。1999年度から実に倍増していることがわかる。また40年以上にわたって高い品質のポークを日本の皆様に提供している。現在、カナダポークはアメリカ、日本、ロシア、オーストラリア、韓国、中国をはじめ、世界100カ国以上に輸出されている」と話した。

カナダポークの食品安全については、カナダ食品検査庁(CFIA)の支援により、1998年4月から施行しているCQA(Canada Quality Assurance)というHACCPに基づいた農場での食品安全プログラムを実施しており、日本向け輸出食肉加工工場はすべて連邦政府よりHACCPの認可を受けて操業していること、安全管理を徹底した高品質飼料で優れた肉質を実現していることなど、カナダポークの優位性を説明した。

その一方で、消費者への認知度はまだ十分ではなく、より一層の情報発信が重要であると感じているとしながらも、「大自然に恵まれたカナダは、世界でも最も豚肉生産に適した環境を持ち、安全で品質の高い豚を提供できる。その上、厳しい安全基準の中で育まれるカナダポークは、柔らかく、ジューシーでおいしく、調理してもパサパサにならないなど、日本のお客様が豚肉を選ぶ条件を満たすと自信を持ってお薦めすることができる」と話した。今後ともセミナーや展示会などを通じ、さまざまな情報提供活動を積極的に行っていく。

続いて、食肉コンサルタント・ミートジャーナリストの高橋寛氏が「世界の食肉ら事情とその動向」と題する講演を行った。

高橋氏は、世界の豚肉および牛肉の生産動向や日本の豚肉輸入動向を解説し、ビジネスに当たっては食肉相場を自分なりに読むことが大切だと強調。原油や穀物相場によるコスト変動、世界的な食肉需給バランスの変化、地球規模の天候の変化などを勘案しながら相場を予測してみると、物の動きや消費動向などが見えてくると話した。

講演の後は、全国食肉学校の青木好宏氏が、カナダポークを使った電子レンジで作るローストポークと蒸しシャブの作り方を実演した。青木氏は「電子レンジで簡単にできるレシピで、かつ後片付けも楽なので、消費者の方に売り場で提案してもらえれば喜ばれると思う」と語った。

なお、今回の東日本大震災に際し、カナダのポーク産業がどのような形で支援できるかを検討した結果、義捐金として10万カナダドル以上を寄付することになったことも報告された。

セミナー参加者からは今回のセミナーについて、「セミナーを開いてもらって勉強になった。量販店向けに肩ロースをよく使っているが、クリーンなイメージが消費者受けするので、カナダ産豚肉についてはこだわりがある」(食肉卸)、「豚独特のにおいもなく、消費者には食べやすいと思う。今回のレシピも売り場で提案してみたい」(量販店)などの感想が聞かれた。

セミナー終了後の試食会では、ANAクラウンプラザホテルによるカナダポークの特徴をいかしたメニューが提供され、参加者はカナダポークの味を確かめていた。